
旅ラン作家の実体験記|黒部名水マラソン2025を走って感じた魅力
再スタートを刻んだ一歩|フルマラソンへの復帰
筆者がフルマラソンを始めたのは2013年。コロナ禍で2020年に一度やめてしまいましたが、2023年に再始動。復帰後3回目のフルマラソンとして出場したのがこの黒部名水マラソンです。
走るきっかけは、椅子に座ったときベルトの上にお腹の肉が乗って苦しくなったこと(笑)。そして会社の同僚が走っている姿を見て、自分もまた走りたいと思ったのです。
今回のタイムは4時間47分!過去最高の静岡マラソン(4時間37分)には及びませんが、復帰後ベストタイムで完走できました。
コースと天候|変化に富んだ自然との闘い
コースは前半21kmがゆるやかな上り、後半が下り基調。最初は抑えて走り、終盤は自然とペースが維持できるという好バランスな設計でした。
当日は朝は雨。スタート時はなんとか止んでいたものの、21km付近で横殴りの豪雨。30km頃には晴れ間が戻り、目まぐるしい天候の変化に翻弄されました。
それでも、海沿いからの眺めは絶景。晴れていればもっと堪能できたかもしれませんが、それでも黒部の自然美は十分に感じられました。
沿道の応援|温かさと工夫が光る
応援はまばらながらも熱い!地元の方々が和太鼓をたたいたり、着ぐるみで声援を送ったりと、それぞれ工夫して盛り上げていました。
ピカチュウの着ぐるみで応援するランナーもいて、思わず「ピカ!」と声をかけて和む一幕も。子どもたちは驚いていた様子でしたが(笑)、全体として温かい空気が流れていました。
給食の充実ぶりに感動!
黒部名水マラソンの給食は地元色満載。
- 鱒寿司
- トマト・おにぎり
- バナナ・梅干し・パン(あんぱん&クリームパン)
- ラーメン(!)・バニラアイス
まさかのラーメンには驚きましたが、一口サイズで絶妙な塩加減。アイスも暑くなった後半には嬉しいサプライズ。飲み物には水・スポーツドリンクに加え緑茶もあって助かりました。
高橋尚子さんとハイタッチ!
ゲストランナーとして登場したのは高橋尚子さん。残り8km地点で笑顔でハイタッチをしてくれて、後半の力になりました。
大会前後のグルメ体験も魅力
前日は富山在住の知人と一緒に「陣太鼓」へ。刺身・おでん・天ぷらといった定番のほか、初めて食べたとろろ昆布のおにぎりが印象的で、とても美味でした。
完走後は富山駅近くで「富山ブラックラーメン」と「富山カレー」「餃子」を堪能。カレーは絶妙な辛さ、ラーメンは濃さがちょうどよく、どれも満足度高めでした!
アクセスと大会概要
- 開催地:富山県黒部市
- 種目:フルマラソン 他
- スタート地点:黒部市総合公園
- アクセス:あいの風とやま鉄道「生地駅」または「黒部駅」からシャトルバスあり
まとめ|また走りたい大会
雨や風にも見舞われましたが、それでもまた出たい!と思える素晴らしい大会でした。地元の応援、給食の充実、富山の食文化、すべてがランナーへのご褒美のよう。
黒部名水マラソンは「記録」だけでなく、「記憶」に残る大会です。北陸の風を感じながら、あなたもぜひ一度走ってみてください!
この記事を書いた人:芦原 真司(あしはら しんじ)
湘南・大磯を拠点に活動する旅ラン作家。全国のマラソン体験記や地域の魅力を発信中。
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