神奈川県中郡大磯町にある「大磯北浜海岸」は、日本の海水浴場発祥の地として知られています。
その歴史は古く、1885年(明治18年)にまでさかのぼります。
■ 海水浴場発祥の歴史とは?
大磯の北浜海岸が「海水浴場発祥の地」と呼ばれるのは、1885年に初代陸軍軍医総監・松本順がこの地に海水浴場を開設したことが由来です。
当時の海水浴は、現在のように泳ぐことが目的ではなく、潮湯治(しおとうじ)と呼ばれる療養が目的でした。
潮の流れによって体を刺激し、海辺の新鮮な空気を吸うことで健康増進を図るスタイルだったのです。
■ 松本順の功績をたたえる碑
大磯港の入口には、開設者である松本順の偉業をたたえる以下の2つの記念碑があります:
- 「海水浴場発祥の地」碑
- 「松本先生謝恩碑」
これらの碑は、大磯の歴史的価値を今に伝えています。
■ 現代の大磯北浜海岸の魅力
毎年夏には「大磯北浜海岸」に海水浴場が開設され、多くの海水浴客でにぎわいます。
2017年には、災害対策として津波避難タワーも設置され、安全面も強化されています。
◎ 北浜海岸の見どころ3選
① 北浜海岸の壁画アート
西湘バイパスの橋脚には、1990年から描かれている「北浜海岸の壁画」があります。
海岸美化の一環として始まり、訪れる人の目を楽しませてくれます。個性あふれるアートが並び、フォトスポットとしても人気です。
② フォトジェニックな「かぶと岩」
海岸にぽつんと立つ大磯のランドマーク「かぶと岩」は、昇る朝日とともに撮影すれば絶好の写真映えスポットに。
大磯の自然と調和した、美しい景観が楽しめます。
③ 江ノ島を望む絶景ビュー
北浜海岸から東を向くと、江ノ島を望むことができます。
「かぶと岩」との組み合わせは、まさに絵になる絶景です。
■ まとめ:歴史と景色が楽しめる海辺のスポット
大磯北浜海岸は、歴史と自然が調和する観光名所。
癒やしの海辺散歩、写真映えスポット巡り、そして歴史探訪を一度に楽しめます。
近くにお越しの際は、ぜひ一度足を運んでみてください。
【アクセス・基本情報】
- 住所:神奈川県中郡大磯町大磯1398
- アクセス:JR大磯駅から徒歩約10分
- 駐車場:有料(周辺に複数あり)
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