
旅ラン作家の体験記「東京マラソン」|2014年と2019年、二度の挑戦
フルマラソンを走るランナーなら誰もが一度は憧れる「東京マラソン」。その規模、華やかさ、沿道の熱狂的な応援など、まさに“走るお祭り”とも言える大会です。今回は私・芦原真司が2014年と2019年に出場した2度の東京マラソン体験をもとに、東京マラソンならではの魅力をお伝えします。
東京マラソンとの出会い|人生2度目のフルマラソンが東京だった
2014年にフルマラソンを走り始めた私は、まだマラソンの右も左もわからない初心者。そんな中、ふと申し込んだ東京マラソンに偶然当選しました。当時は競争率の高さなども知らず、本当に運が良かったのだと思います。
これが人生2度目のフルマラソンで、走りきれるか不安もありましたが、結果は見事完走。タイムは5時間50分。沿道の応援やイベントの盛り上がりに背中を押され、初めて「また走りたい」と心から思えた大会でした。
2014年大会の印象|初めての東京、初めての大都市マラソン
スタート地点は新宿・都庁前。2月の朝はとにかく寒く、震えながらスタートを待ったのを覚えています。しかしスタートすると一転、温かい声援と都心の華やかな景色に包まれながら走る楽しさが溢れてきました。
EXPOの規模にも驚きました。前日の受付会場がまるでテーマパークのようで、ランナーとしての気分が一気に盛り上がったことを覚えています。
2019年大会の印象|5年越しのリベンジと雨の東京
2014年の楽しさが忘れられず、以後毎年応募し続けた結果、ようやく2019年に再び当選。今回はタイムも5時間21分と少し記録を更新できました。
しかし、2019年大会はずっと雨。気温も低く、体が冷える中でのランだったため、トイレにも何度も行くことになり、かなりの体力を消耗しました。それでもゴールの瞬間は格別。2019年からコースが変更となり、フィニッシュが東京駅前に変更。皇居と丸の内ビル群を見ながらのゴールは「東京マラソンらしさ」が凝縮されていて、とても感動的でした。
給食・トイレ事情|東京マラソンの快適さと驚き
東京マラソンでは、給食ポイントでバナナやパン、チョコレート、トマトなどが提供され、エネルギー補給も万全です。中でも2014年大会では、カゴメのトマトが印象的でした。
さらに、沿道で応援していた方から配られていた非公式のカツサンドは、サプライズかつ絶品で忘れられない味でした。
トイレについては、スタート地点の新宿都庁前に多数の仮設トイレが設置されており、コース上にも約1kmごとに設置されています。特に2019年大会は雨で体が冷えたこともあり、トイレには何度もお世話になりました。
完走後の記念品|嬉しいご褒美たち
- 完走証:名前・タイム入りで郵送される公式記録証
- 完走タオル:東京マラソン限定デザインで大判サイズのバスタオル
- 完走メダル:大会ごとに異なるおしゃれなデザインで、思い出を形に残せるアイテム
ゴール後にもらえるこれらの記念品は、走りきった達成感をさらに高めてくれる嬉しいご褒美でした。
東京マラソンならではの魅力
- EXPOの豪華さ:参加賞や体験ブースも多く、イベント性が高い
- 沿道の応援:地域ごとの工夫が面白く、パフォーマンスやチアリーダーも多数
- “非公式”カツサンド:応援の方が手渡していた手作りのカツサンドが絶品で、印象に残っています
- コースの見どころ:都庁、銀座、雷門、東京駅など、観光名所を網羅
他の大会との違い
地方の大会も素晴らしいですが、東京マラソンは都市型ならではの華やかさとスケールを感じます。何万人というランナーが一斉に都心を走る姿は圧巻ですし、沿道の盛り上がりが“非日常”の空間を作り出しています。
まとめ|再び走りたい、東京マラソン
私にとって東京マラソンは、フルマラソンの楽しさを教えてくれた大会であり、もう一度走りたいと思える特別な大会でもあります。これから東京マラソンを目指す方には、準備ももちろん大切ですが、何よりも楽しむ気持ちを忘れずに臨んでほしいです。
もし当選したら、それはもう一生の思い出になるチャンスです。走り終えた後、きっと東京という街の見え方も変わると思いますよ。
この記事を書いた人:芦原 真司(あしはら しんじ)
全国のマラソン大会を制覇することを目標に、旅ランを続けるライター兼ブロガー。湘南・大磯から各地へ走り続けています。
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