「全国の都道府県で一つずつ大会に参加する」──そんな目標の一環として、2017年に鹿児島マラソンに出場しました。開催は3月、当日はあいにくの冷たい雨。スタートからゴールまで降り続く中、過去最多のトイレ回数(4〜5回)を記録した思い出深い大会です。
なぜ鹿児島マラソンだったのか?
この大会を選んだのは、「桜島」が見えるから──それに尽きます。以前から何度か鹿児島を訪れていて、そのたびに桜島の雄大な姿に惹かれていました。そんな大好きな景色を見ながら走れるなんて、まさに夢のようなシチュエーションだったのです。
スタート前の風景と会場の雰囲気
荷物預けは駐車場スペースを利用。各自が袋を置くシンプルな形式で、貴重品は自己管理が基本です(これは他大会でも同様ですね)。スタート会場には雨が降る中でもランナーやスタッフ、応援の人々が集まり、やや緊張感のある雰囲気が漂っていました。
コースの魅力|海沿いを走る絶景ルート
鹿児島市街からスタートし、12kmあたりからずっと錦江湾沿いを走る絶景コース。右手には「桜島」が見え、雨でやや霞んでいたとはいえ、その神秘的な存在感に励まされました。
折り返し地点は市街地で桜島は見えなくなりますが、復路は再び海沿いに戻り、40km付近までずっと桜島を眺めながら走ることができました。
電車も応援!?心に残る警笛の音
沿線を走る電車が、すぐ横を並走するポイントがあり、警報音を鳴らして応援してくれる演出も。地元全体で盛り上げてくれていると感じて、胸が熱くなりました。
給食とおもてなし|蕎麦、ラーメン、肉寿司まで!
給食ではまさかの「蕎麦」が登場。温かくて喉ごしもよく、疲れた体にじんわり染み渡る味わいでした。
ゴール後は霧島温泉で体を癒やし、地元グルメも堪能。特に黒豚入りのラーメンは絶品。さらに「肉寿司」まで登場し、初めて口にしたとろける味に驚かされました。
悪天候でも心に残る応援
一日中雨だったにもかかわらず、沿道の応援は途切れることなく続き、本当に温かかったです。「がんばれ!」と声をかけてくれる人、傘を差しながら拍手を送ってくれる人、その一人一人が心に残っています。
旅ランとしての楽しみとまとめ
今回は大会中はずっと雨でしたが、前後の日は晴れており、晴天の桜島を眺められたのも嬉しい思い出です。次はぜひ、晴れた日に大会に出て、くっきりとした桜島を見ながら走りたい──そんな思いを新たにしました。
コースはフラットで記録を狙いやすく、食、温泉、応援すべてに大満足。鹿児島の魅力がぎゅっと詰まった大会であり、また必ず走りたいと思える一戦となりました。
🏃♂️ 他のマラソン体験記もチェック!
全国のマラソン大会に挑戦し、地域の魅力と共に綴った体験記を公開中!次に出たい大会がきっと見つかります^^▶ マラソン記事一覧を見る
この記事を書いた人:芦原 真司(あしはら しんじ)
湘南・大磯在住の旅ラン作家。全国のマラソン大会に挑戦し、走りながら見つけたご当地の魅力をブログに綴っています。▶ プロフィールを見る
ブログを書く理由はこちら▶︎なぜ旅ランを書くのか?
コメント