全国の都道府県で一つずつマラソン大会に参加する──そんな目標を掲げた私は、沖縄代表として那覇マラソンにエントリーしました。
南国・沖縄の景色の中で挑戦したレース、その裏側にあった悔しさと学びをご紹介します。
那覇マラソンの概要
那覇マラソンは毎年12月の第1日曜日に開催され、那覇市を起点に南風原町・与那原町・西原町などを巡る42.195kmのフルマラソンです。
参加者は2万人以上。沿道には沖縄らしい応援が並び、三線の音色やエイサーの演舞がランナーを元気づけてくれます。
スタート〜29km地点：文化と応援に背中を押されて
当日は雨と晴れが繰り返す気まぐれな天気。序盤は快調に進み、沿道からの声援や文化的な演出に励まされました。
エイサー、三線、地元の方々の温かい応援──沖縄ならではの雰囲気を楽しみながら、笑顔で走ることができました。
29km地点でのリタイア：給食不足と気温に泣かされた
しかし、長い坂を下り終えた29km地点で関門車両に追いつかれ、無念のリタイア。
気温の高さに加え、給食が少なかったことが想定外。エネルギー切れを起こし、脚が思うように動かなくなっていました。
リタイアは悔しかったですが、これも大切な経験の一つです。
リタイアから得た学びと次回への対策
次回出場する際は、補給をしっかり準備するつもりです。ジェルやエネルギーバー、塩分タブレットを携帯し、暑さ対策も万全に。
この失敗から、マラソンは「準備がすべて」であることを改めて実感しました。
大会後の沖縄旅：首里城とゴーヤチャンプルー
大会後には首里城を訪問。完全復元前の姿でしたが、歴史の重みを感じる場所でした。
その後は沖縄のローカル食堂でゴーヤチャンプルーを味わい、ようやく「沖縄の食」も堪能。
また出たいと思える大会
リタイアはしましたが、那覇マラソンは本当に魅力的な大会でした。
沿道の温かさ、文化的な演出、そしてあの琉球ガラス風の美しい完走メダル──
次こそは、笑顔でゴールし、自分の手であのメダルを受け取りたいと思います。
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この記事を書いた人：芦原 真司（あしはら しんじ）
湘南・大磯在住の旅ラン作家。全国のマラソン大会に挑戦し、走りながら見つけたご当地の魅力をブログに綴っています。▶ プロフィールを見る
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