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湘南ガイド

二宮町まち歩き特集|町制90周年で感じる“今”の二宮を歩く旅

菜の花と富士山を望む吾妻山公園の風景を背景に、二宮町の海と町並みが広がる様子。町制90周年を記念したまち歩き特集のアイキャッチ画像 湘南ガイド

2025年、二宮町は町制施行90周年を迎えました。
湘南の西の小さな町では、今、静かに、そして温かく地域の輪が広がっています。
吾妻山公園から見える菜の花と富士山、梅沢海岸の穏やかな波音、
そして町の名の由来となった川勾神社――。
どの風景にも、二宮が歩んできた“人と自然の時間”が流れています。

記念の年には、地元住民と演劇団体が協力して開催する
「町制90周年記念公演」のクラウドファンディングも立ち上がり、
まちの人たちが一つになって“自分たちの物語”をつくり始めました。
(👉 詳細はこちら: クラウドファンディングページ

この記事では、
そんな今の二宮町を「まち歩き」という形で紹介します。
海と山、そして人の営みが穏やかに交わる町――。
90周年という節目にあらためて歩きたい、
“湘南の小さなまち・二宮”の今をお届けします。

✅ 町制90周年を迎えた二宮町とは

湘南の西端に位置する二宮町は、海と山に囲まれた自然豊かなまちです。
都心から電車で約1時間とアクセスも良く、
「湘南らしい穏やかな暮らし」が今も残る小さな町として知られています。

町の名前の由来は、相模国の二之宮にあたる川勾(かわわ)神社
古くから信仰の中心として町の人々に親しまれ、
「二宮」という地名はこの神社から生まれました。
つまり、町の歴史そのものが“神社の森と共にある暮らし”から始まっているのです。

そんな二宮町が2025年に町制施行90周年を迎えました。
この節目の年には、町の文化施設「ラディアン」を中心に、
記念イベントや地元団体による取り組みが進められています。
中でも注目を集めているのが、
地域の人々と劇団が協力して開催する町制90周年記念公演
その準備を支えるクラウドファンディングが立ち上がり、
町内外から温かい応援の声が集まっています。

🌸 クラウドファンディングページはこちら
二宮町90周年記念公演プロジェクト(CAMPFIRE)

こうした動きからもわかるように、
二宮町の90周年は「ただの記念年」ではなく、
町の人たちがこれまでの歩みを見つめ直し、
これからの未来へつなぐ“きっかけの年”になっています。

✅ 海と山に囲まれた“二宮らしい風景”

二宮町の魅力は、なんといっても海と山の距離が近いこと
駅を中心に、ほんの数分歩くだけで自然と触れ合えるのがこの町の特徴です。
朝には山の上から富士山を眺め、夕方には海辺で波音を聞く――
そんな贅沢な時間を、日常の中で味わえる場所はそう多くありません。

🏞 吾妻山公園|菜の花と富士山の絶景スポット

町のシンボルともいえる吾妻山公園。
標高136メートルの小高い山からは、相模湾と富士山を一望できます。
冬から春にかけては菜の花が咲き誇り、青空と海のコントラストが見事。
散歩にも旅ランにも人気の場所です。
👉 吾妻山公園ガイド|菜の花と富士山の絶景スポット

🌊 梅沢海岸|吾妻山から歩ける静かな海

吾妻山の梅沢口を下りると、静かな浜辺「梅沢海岸」に出ます。
観光地化されていない落ち着いた雰囲気で、
地元の人が散歩したり、釣りを楽しんだりする憩いの場所です。
夕方には海が茜色に染まり、穏やかな時間が流れます。
👉 梅沢海岸ガイド|吾妻山公園から歩ける二宮町の静かな海

こうして見ると、二宮町は“海と山の両方を楽しめる町”ということがよくわかります。
短い距離の中に、これほど自然の変化を感じられる町は湘南の中でも珍しい存在です。

✅ 歴史と信仰が残る場所を歩く

二宮町の歴史を語る上で欠かせないのが、川勾(かわわ)神社です。
相模国二之宮として古くから信仰を集め、
町の名前「二宮」はまさにこの神社に由来しています。

境内は緑に囲まれ、木漏れ日の差し込む静かな空間。
鳥居をくぐると、長い参道の先に社殿があり、
訪れる人を包み込むような穏やかな空気が流れています。
春には桜、秋には紅葉が美しく、季節ごとに違った表情を見せてくれます。

また、吾妻山には吾妻神社が祀られています。
この神社は、古くは日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝承に由来するとされ、
“山の神”として二宮の人々に親しまれてきました。
吾妻山の豊かな自然の中で、今も静かにその歴史を伝えています。

これら二つの神社は、まさに「二宮の心」を象徴する場所。
町の人々にとっては、観光名所というより“日常の中にある祈りの場”です。
川勾神社の鎮守の森と吾妻山の山並み――
古くから続く信仰が、いまもこの町の風景を支えているように感じます。

✅ 文化が息づくまちの今

二宮町の文化の中心となっているのが、
町の生涯学習センター「ラディアン」。
名前は「Radiant=輝く」という意味から名付けられ、
町の人たちが集い、学び、表現する“まちの灯”のような存在です。

ラディアンではコンサートや展示会、ワークショップなどが行われ、
老若男女問わず、町の人が気軽に文化活動に参加できます。
その中でも、2025年の町制90周年記念公演は特別な取り組みです。
地元の子どもや大人、そしてプロの演劇団体が一緒になって、
「自分たちの町を舞台にした物語」を作り上げています。

この公演は、単なるイベントではなく、
“地域の人たちが自分の町をもう一度見つめ直す機会”でもあります。
クラウドファンディングを通して多くの応援が集まり、
町の外からも「二宮を応援したい」という声が届いています。

🎭 クラウドファンディングページはこちら(CAMPFIRE)

ラディアンの灯りの下で、人と人がつながり、
小さな町に大きなエネルギーが生まれている――。
そんな姿こそ、二宮町の文化が“生きている”証です。

✅ まとめ

海と山が近く、自然と人の暮らしが穏やかに寄り添う町、二宮。
町制90周年を迎えた今、この小さな町では新しいつながりが静かに広がっています。

吾妻山公園の菜の花や富士山の風景、
梅沢海岸で聞く波音、そして川勾神社の鎮守の森――。
どの場所にも、長い時間をかけて育まれた“二宮らしさ”が息づいています。

そして今、ラディアンを中心に始まった町制90周年記念公演の動きは、
町の人たちの想いを未来へつなぐ新しい文化のかたち。
静かな町の中で、確かに灯る希望の光です。

自然、歴史、文化。
そのすべてが無理なく調和しているのが二宮町の魅力。
この節目の年に、ぜひ一度この町を歩いて、
“湘南の小さなまち”がもつあたたかさを感じてみてください。


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この記事を書いた人:芦原 真司(旅ラン作家・Webライター)
湘南・大磯在住。地元の祭りや文化、景色を“走る目線”で発信中!

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