神奈川県中郡にある大磯町は、東京から電車でわずか1時間という立地ながら、相模湾の美しい海、歴史ある街並み、四季折々の自然が楽しめる“湘南の隠れた名所”です。喧騄から離れ、ゆったりと心をリセットできる場所として、近年注目を集めています。
観光スポットピックアップ|訪れたい大磯町の名所
- 大磯ロングビーチ & 海水浴場
夏の風物詩。プールと海が隣接しており、家族連れやカップルに人気のレジャースポットです。 - 大磯城山公園
三井財閥の別荘跡地に整備された公園。展望台からの富士山や相模湾の眺望は圧巻。 - 旧吉田茂邸
戦後の首相・吉田茂の旧邸宅。庭園と建物から、日本の近代史を体感できます。 - 六所神社
創建は大化の改新後とされる歴史ある神社。北条家とも縁があり、安産・縁結びの信仰も。 - 島崎藤村ゆかりの地
明治の文豪・島崎藤村の旧居と墓所があり、文学散歩にも最適。 - 大磯市(おおいそいち)
毎月第3日曜日に開催される青空マルシェ。地元の野菜やグルメ、雑貨などが集まるイベントで、観光客にも人気。
知っておきたい大磯町の歴史
- 平安時代:相模国府として繁栄
- 鎌倉〜江戸時代:東海道の宿場町「大磯宿」として発展
- 明治18年:照ヶ崎海岸にて日本初の海水浴場開設
- 明治20年:大磯駅開業、避暑地・別荘地として人気に
- 昭和29年:現在の大磯町が成立。「湘南発祥の地」とも称される
400年以上続く火祭り「左義長(さぎちょう)」
毎年1月中旬に北浜海岸で行われる左義長は、国指定の重要無形民俗文化財。藁で作られた塔「サイト」に火を灯し、家内安全や無病息災を祈願します。団子を焼いて食べると風邪をひかない、書き初めが高く舞うと字が上達するといった言い伝えも。
また、「一番息子」「七所参り」「お仮屋」「ヤンナゴッコ」など、地域に根差した伝統行事も多く、特にふんどし姿の若者が海に入る姿は圧巻です。
地元目線で語る、大磯町の魅力
私にとって大磯は、「変わらないからこそ帰れる場所」。最新の観光地とは一線を画し、どこか懐かしく穏やかな時間が流れる町です。アクセスも良く、日帰りでも十分満喫できる町歩きスポットとして、自信を持っておすすめできます。
季節ごとに変わる大磯の楽しみ方
- 春:桜と新緑の散歩道
- 夏:海水浴・祭り・ロングビーチ
- 秋:紅葉とマルシェ巡り
- 冬:左義長と静かな海辺
地元グルメも充実!
大磯では新鮮な魚介や、湘南しらす、地元野菜を使ったカフェメニューなど「食」の魅力も豊富。パンやコーヒーにこだわるお店も多く、街歩きの途中に立ち寄るのも楽しみのひとつです。
まとめ|何度でも帰りたくなる“湘南の原風景”
歴史・文化・自然が調和する大磯町。観光地としての派手さはないけれど、その分だけ奥深く、何度でも訪れたくなる不思議な魅力があります。湘南を旅するなら、ぜひ一度は大磯町へ。地元目線で紹介した“変わらぬ良さ”を、あなたにも体感してほしいと思います。
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✍️ 執筆者プロフィール
芦原 真司(あしはら しんじ)|旅ラン作家
マラソンを走りながら各地を巡る「旅ラン」をライフワークに、湘南エリアや全国の魅力を伝える記事を執筆中。
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