大磯の高台に佇む「旧吉田茂邸」は、戦後の日本を築いた宰相・吉田茂が晩年を過ごした地。邸宅跡や復元された建物、美しい庭園など、歴史と自然が調和する空間をご紹介します。
旧吉田茂邸とは？
旧吉田茂邸は、戦後日本の礎を築いた内閣総理大臣・吉田茂が晩年を過ごした邸宅跡地です。明治時代に建てられた別荘をもとに、戦後にかけて増改築がなされました。
2009年に火災で主要な建物は焼失しましたが、2017年に母屋が復元され、現在は一般公開されています。敷地内には記念館や庭園も整備され、歴史を体感できるスポットとして注目されています。
邸宅跡と復元された母屋
復元された母屋は、吉田茂の生活や執務の場を再現した空間です。書斎や応接室、当時使用された調度品などが丁寧に復元され、彼の政治的功績と人となりを感じられます。
また、吉田茂の盟友だったマッカーサーとの関係など、戦後外交に関する展示も見どころです。歴史好きにはたまらない空間と言えるでしょう。
自然と調和する美しい庭園
旧吉田茂邸のもう一つの魅力が、美しく手入れされた庭園。相模湾を一望できる高台に位置し、四季折々の花々や木々が訪れる人の目を楽しませてくれます。
晴れた日には富士山を望めることもあり、カメラを持って散策するのにも最適。ベンチに腰掛けて、吉田茂も愛したであろう景色を眺めてみてはいかがでしょうか。
アクセス・利用情報
- 所在地：神奈川県中郡大磯町国府本郷551-1
- アクセス：JR大磯駅よりバスで約10分、「城山公園前」下車徒歩すぐ
- 開園時間：9:00〜16:30（入園は16:00まで）
- 休園日：月曜日（祝日の場合は開園、翌平日が休園）、年末年始
- 入園料：無料（記念館入館は一部有料）
周辺スポットもあわせて巡ろう
旧吉田茂邸の周辺には、「城山公園」や「照ヶ崎海岸」など、自然豊かな散策スポットが点在しています。大磯駅周辺には地元グルメを楽しめる飲食店も多く、週末のおでかけにぴったり。
戦後の激動を支えた吉田茂という人物に思いを馳せながら、歴史と自然を感じられる旧吉田茂邸。ぜひ、大磯を訪れた際には足を運んでみてください。
プロフィール
この記事を書いた人：芦原 真司（あしはら しんじ）
湘南・大磯在住の旅ラン作家。全国のマラソン大会や地域の魅力を発信中！ブログ「芦原真司のノート」では、走って巡った土地の記録や、地元グルメ・歴史文化の紹介などを発信しています。
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